学位
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博士（史学） （ 明治大学 ）
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修士（史学） （ 明治大学 ）
学歴
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2012年3月
明治大学 文学研究科 史学専攻 博士後期 修了
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2007年3月
明治大学 文学研究科 史学専攻 博士前期 修了
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2004年3月
同志社大学 文学部 文化学科文化史学専攻 卒業
経歴
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2024年4月 - 現在
中央大学 文学部 准教授
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2023年4月 - 2024年3月
信州大学 教育学部 社会科学教育 准教授
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2018年4月 - 2023年3月
信州大学 教育学部 社会科学教育 助教
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2017年4月 - 2018年
明治大学日本古代学研究所 研究推進員
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2015年4月 - 2017年
明治大学日本古代学研究所・研究推進員
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2013年4月 - 2016年
明治大学文学部・兼任講師
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2013年4月 - 2016年
京都造形芸術大学 通信教育部 歴史遺産コース・非常勤講師
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2012年4月 - 2015年
日本学術振興会特別研究員（ＰＤ）
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2009年4月 - 2012年
明治大学文学部・助手
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2008年 - 2012年
東京大学史料編纂所・RA
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2007年4月 - 2009年
明治大学古代学研究所・ＲＡ
所属学協会
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2022年5月 - 現在
信濃史学会
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2021年11月 - 現在
歴史学研究会
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2015年11月 - 現在
駿台史学会
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2012年9月 - 現在
日本史研究会
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2010年5月 - 現在
史学会
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2009年5月 - 現在
日本歴史学会
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2009年3月 - 現在
条里制・古代都市研究会
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2008年3月 - 現在
続日本紀研究会
研究分野
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人文・社会 / 日本史 / 日本史学（日本古代史）
論文
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律令官人と儀式―七・八世紀の饗宴儀礼を中心に― 招待
志村佳名子
歴史評論 ( 886 ) 18 - 27 2024年2月
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除目と魚―ある除目故実から― 査読
志村佳名子
日本歴史 ( 905 ) 64 - 71 2023年10月
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太政官政務儀礼の形成と展開 招待
志村佳名子
歴史学研究 ( 1015 ) 32 - 40 2021年10月
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宮廷儀礼と幢幡―儀仗制との関わりから― 招待
志村佳名子
条里制・古代都市研究 ( 34 ) 1 - 14 2019年3月
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古代宮都の庭・苑と儀礼
志村佳名子
吉村武彦編『日本古代の国家と王権・社会』 2014年5月
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志村佳名子
史学雑誌 122 ( 3 ) 305 - 338 2013年3月
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東山御文庫所蔵『日本紀略』と禁裏文庫の『日本後紀』―二十巻本『日本後紀』の抄出紙片をめぐって―
志村佳名子
田島公編『禁裏・公家文庫研究』 2012年3月
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長岡宮の儀礼空間と饗宴儀礼
志村佳名子
文学部・文学研究科学術研究論集 ( 2 ) 89 - 98 2012年3月
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日本古代の宮廷儀礼における雅楽寮の機能
志村佳名子
日本古代学 ( 3 ) 21 - 36 2011年3月
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平安時代の宮廷儀式と雅楽寮 招待 国際共著 国際誌
志村佳名子
Journal of Korean Culture ( 16 ) 155 - 171 2011年2月
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志村佳名子
古代学研究所紀要 ( 12 ) 7 - 21 2010年3月
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平安時代日給制度の基礎的考察―東山御文庫本『日中行事』を手がかりとして― 査読
志村佳名子
日本歴史 ( 739 ) 1 - 18 2009年12月
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平安初期における雅楽寮の再編―「弘仁格」の検討を中心として― 査読
志村佳名子
続日本紀研究 ( 376 ) 1 - 19 2008年10月
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飛鳥浄御原宮における儀礼空間の復原的考察 査読
志村佳名子
文学研究論集 ( 28 ) 345 - 363 2008年2月
書籍等出版物
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再現イラストでよみがえる日本史の現場
志村佳名子（ 担当： 分担執筆 範囲: 「清涼殿での天皇の一日」）
朝日新聞出版 2022年5月
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明治大学図書館所蔵 三条西家 除目書
志村佳名子（ 担当： 単著 範囲: 第三部 解説「無外題春除目」）
八木書店出版部 2021年5月 （ ISBN:9784840622486 ）
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日本古代の王宮構造と政務・儀礼
志村佳名子（ 担当： 単著）
塙書房 2015年3月
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週刊朝日百科 週刊新発見！日本の歴史15平安時代3
志村佳名子（ 担当： 分担執筆 範囲: 「平安貴族」）
朝日新聞出版 2013年10月
MISC
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歴史教育を哲学する授業実践 ―日本史教育と外国史/世界史教育における哲学対話―
松島 恒熙, 志村 佳名子, 野口 舞子
信州大学教育学部研究論集 ( 18 ) 282 - 295 2024年3月
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三条西家本『無外題春除目』とその伝来―九条良経撰『春除目抄』との関係を中心に― 招待
志村佳名子
金鵄会館連続公開講座「三条西家本「除目書・同紙背文書」を読む―「明治大学図書館所蔵三条西家本除目書」影印本の刊行を記念して―」講演集 52 - 59 2022年3月
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古代・中世の除目儀と除目書 招待
志村佳名子
金鵄会館連続公開講座「三条西家本「除目書・同紙背文書」を読む―「明治大学図書館所蔵三条西家本除目書」影印本の刊行を記念して―」講演集 10 - 15 2022年3月
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特別支援教育（主に知的障害）における教科の「見方・考え方」の追求－教職大学院学生を対象とした教科分野研究者との連携授業から－
宮地 弘一郎, 下山 真衣, 永松 裕希, 上村 惠津子, 奥村 真依子, 原 洋平, 桐原 礼, 志村 佳名子, 伊藤 冬樹, 間島 秀徳, 松澤 泰道, 藤田 育郎, 杉山 俊一郎, 八木 雄一郎, 小松 孝太郎
信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター紀要 教育実践研究 20 149 - 158 2021年12月
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西本昌弘著『早良親王』
志村佳名子
日本歴史 ( 867 ) 96 - 98 2020年8月
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中学校社会科における「歴史的な見方・考え方」を高める授業の構想（2） ー「総合的な学習の時間」との連携を中心にー
武井正樹,矢澤拓真,百田美希,志村佳名子,篠﨑正典
教育実践研究 ( 18 ) 99 - 108 2019年12月
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吉江崇著『日本古代宮廷社会の儀礼と天皇』
志村佳名子
日本歴史 ( 849 ) 90 - 92 2019年2月
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古代日本の宮廷儀禮―王宮構造の變遷から― 招待 国際共著 国際誌
志村佳名子
百済研究所国際学術大会 三国時代の宮殿と寺院の韓・中・日比較研究 予稿集 98 - 107 2018年12月
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日本古代官制関係研究文献目録（稿）（1）
志村佳名子
古代学研究所紀要 ( 25 ) 2018年3月
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志村佳名子
古代文化 66 ( 1 ) 150 - 152 2014年6月
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志村佳名子
歴史学研究 ( 918 ) 44 - 47 2014年5月
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志村佳名子
日本歴史 ( 760 ) 108 - 110 2011年9月
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荒井秀規・志村佳名子
古代学研究所紀要 ( 10 ) 57 - 154 2009年3月
講演・口頭発表等
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太政官政務儀礼の形成と展開 招待
志村佳名子
2021年度歴史学研究会大会古代史部会 ( 東京都 ) 2021年5月
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太政官政務儀礼の形成と展開（2） 招待
歴史学研究会日本古代史部会第3回大会準備報告会 2021年5月
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太政官政務儀礼の形成と展開（1） 招待
志村佳名子
歴史学研究会日本古代史部会第2回大会準備報告会 2021年3月
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太政官政務儀礼の形成―日本古代の政務・儀礼体系の解明に向けて― 招待
志村佳名子
歴史学研究会日本古代史部会第1回大会準備報告会 2021年2月
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古代・中世除目書研究の可能性―三条西家の除目書を中心として― 招待
志村佳名子
国際学術研究会「交響する古代Ⅸ」 2019年1月 明治大学日本古代学研究所
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古代日本の宮廷儀禮―王宮構造の變遷から― 招待
志村佳名子
2018年 百済研究所・国際学術大会「三国時代の宮殿と寺院の韓・中・日比較研究」 2018年12月 忠南大学校百済研究所
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宮廷儀礼と幢幡―宝幢遺構の意義をめぐって― 招待
志村佳名子
第34回条里制・古代都市研究会大会 2018年3月 条里制・古代都市研究会
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明治大学中央図書館所蔵『除秘鈔』『除秘鈔附』の「発見」とその意義
志村佳名子
国際学術研究会「交響する古代Ⅷ」 2017年12月
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陽明文庫所蔵の笙・銘「菊丸」の銘文とその伝来
志村佳名子
公開講座「2013年 陽明文庫講座―いま世界にはばたく宮廷文化―」 2013年11月
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日本古代の朝参制度と太政官政務形態の展開 招待
志村佳名子
日本史研究会古代史部会例会 2012年12月 日本史研究会古代史部会
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古代宮都の庭・苑と儀礼―平城宮を中心として―
志村佳名子
国際学術研究会「国際的日本古代学の展開―交響する古代Ⅱ」 2012年3月
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古代朝政形態試論―「朝堂」の変遷と関連して―
志村佳名子
大学院GP「複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム」 2010年12月
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日本古代の朝参制度と上日の意義
志村佳名子
第108回史学会大会 2010年11月 史学会
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古代宮廷儀礼と雅楽寮―儀礼における奏楽の意義―
志村佳名子
第9回韓国語文学国際学術会議 2010年8月
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平城宮朝堂の機能と朝政の展開
志村佳名子
歴史学研究会古代史部会例会 2010年4月
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殿上日給について
志村佳名子
歴史学研究会古代史部会例会 2009年2月
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古代の宮における饗宴の展開―「共食」儀礼の意義をめぐって―
志村佳名子
第35回古代史サマーセミナー 2007年8月 歴史学研究会古代史部会
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『常陸国風土記』と神仙思想
志村佳名子
歴史学研究会古代史部会・第6回卒業論文報告会 2005年7月
Works（作品等）
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神奈川県出土墨書・刻書土器集成（データベース）
荒井秀規, 志村佳名子
2009年3月 - 現在
受賞
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駿台史学会選奨
2015年12月 駿台史学会 日本古代の王宮構造と政務・儀礼
志村佳名子
共同研究・競争的資金等の研究課題
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除目からみた古代・中世の朝廷における政務と政治構造の解明―三条西家の除目書から―
研究課題/領域番号：22K00856 2022年4月 - 2025年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 信州大学
志村 佳名子
担当区分：研究代表者
配分額：2730000円 （ 直接経費：2100000円 、 間接経費：630000円 ）
２０２２年度は、三条西家の除目関連史料の整理・分析を進めた。具体的には、国文学研究資料館所蔵『除目抄 下』の原本調査と写真撮影を行い、その翻刻と書誌的考察を進めた。当該史料は、三条西家において書写された九条家流の除目書である『無外題春除目』や、三条西実隆が編述した『除目次第私抄』などと密接に関連することが推定されるが、これまで書誌自体の分析が行われていなかった。そこで、全文の翻刻と書誌の解明を進めているが、上巻が逸失し、他に手がかりとなる情報が少ないことから、全容の解明には相応の時間を要すると見込まれる。
また、三条西家旧蔵の新出除目書である『無外題春除目』と内容的に密接な関連を有する九条家本『春除目抄』の本文をもとに、除目儀の次第を整理するのに至便なテキストデータを作成し、除目次第や除目作法の分析の土台を整備した。
加えて、除目作法と除目故実に関しての考察を行った。摂関期から院政期頃の貴族社会の言説や談話を収録した西尾市岩瀬文庫所蔵『言談抄』には、除目の竟日（最終日）に除目の責任者である執筆が、給中の内記所に「魚類」を給うという故実が描かれており、これは実際に十～十一世紀の除目で行われていた次第であったことを確認した。この「魚」にまつわる次第と、中世の除目書に「魚」を冠するものが多くみられることには何らかの関連性があると考え、考察を進めたところ、官人の身分証としての魚袋の佩用が官職（除目）と魚とを結び付ける根拠になったと考えられ、これについて論文をまとめた（査読中）。 -
蒐集デジタル画像を用いた『魚魯愚鈔』の情報資源化及び平安・鎌倉期の除目書の総合的研究
2023年4月 - 2024年3月
東京大学史料編纂所 「日本史史料の研究資源化に関する研究拠点」一般共同研究
志村佳名子
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古代・中世の除目研究の基盤形成とその政治制度史的考察－三条西家の除目書を中心に－
研究課題/領域番号：19K13331 2019年4月 - 2024年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 信州大学
志村 佳名子
担当区分：研究代表者
配分額：3250000円 （ 直接経費：2500000円 、 間接経費：750000円 ）
２０２２年度は、主として（１）三条西家が書写・所蔵した除目儀式書の分析および（２）除目次第の展開過程の分析を行った。（１）に関しては、昨年度にその書誌的考察を行った三条西家旧蔵『無外題春除目』（三条西家が書写した九条家流の除目書）と密接に関係すると思われる、国文学研究資料館所蔵『除目抄 下』の原本調査と写真撮影を行い、筆跡から当該史料が三条西公条によって書写されたものと推定されることを確認した。また、『除目抄 下』の翻刻を進めたが、上巻が逸失しているため書誌の全貌が分かりづらく、また類似の史料も見出せていないため、引き続き調査を進める必要がある。同じく国文学研究資料館所蔵『除目聞書』・『除目<筥文并顕官挙>』についても、原本調査と写真撮影を行った。この二点に関しては、『除目抄 下』と直接的な関係は見出せないようである。
（２）に関しては、中世の除目書で体系化された除目次第が、古代を通じてどのように形成されたかという視点から考察を行った。具体的には、九条家本『春除目抄』の本文を軸として、除目儀を構成する各次第について、他の除目書（『魚魯愚鈔』など）や儀式書（『西宮記』『北山抄』『江家次第』など）の関連箇所を対比させる作業などを行った。（１）（２）ともに作業の分量が多いため、年度中に業績としてまとめることはかなわなかったが、除目研究の基盤の形成に必要な作業であるため、今年度も引き続き考察を進める。 -
蒐集デジタル画像を活用した『魚魯愚鈔』の情報資源化と除目研究の基盤形成
2022年4月 - 2023年3月
東京大学史料編纂所 「日本史史料の研究資源化に関する研究拠点」一般共同研究
志村佳名子
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日本古代の政務形態と官僚制の実態解明―宮室構造と宮廷儀礼の復原を手がかりとして―
2012年4月 - 2015年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金（特別研究員奨励費） 東京大学史料編纂所
志村佳名子
担当区分：研究代表者
現在の担当授業科目
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2024年度 卒業論文 学部
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2024年度 日本古代史Ａ 学部
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2024年度 日本古代史Ｂ 学部
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2024年度 日本史学基礎演習（１） 学部
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2024年度 日本史学基礎演習（１）Ａ／日本史学基礎演習（１）（前期） 学部
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2024年度 日本史学基礎演習（１）Ｂ／日本史学基礎演習（１）（後期） 学部
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2024年度 日本史演習・文献（１３）／日本史演習（１３） 学部
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2024年度 日本史演習・文献（３）／日本史演習（３） 学部
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2024年度 史料教材研究Ⅱ 大学院
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2024年度 日本古代史演習ⅠＡ 大学院
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2024年度 日本古代史演習ⅠＢ 大学院
社会貢献活動
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長野県シニア大学長野学部 講師（講演名：古代を読み解く ―史料から見る日本古代史―）
役割：講師
長野県長寿社会開発センター長野支部 2024年1月
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令和4年度高齢者学級「高砂大学」講師（講演名：古代史を楽しもう―古代の遷都と信濃―）
役割：講師
大町市教育委員会 生涯学習課 2022年12月
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令和3年度安曇野市市民大学講座 講師（講演名：古代史の楽しみ方―日本古代の都を中心として―）
役割：講師
長野県安曇野市教育委員会 教育部生涯学習課 2021年12月
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令和3年度「金鵄会館（県立長野高等学校同窓会館）連続講座 三条西家本「除目書・同紙背文書」を読む―「明治大学図書館所蔵三条西家本除目書」影印本の刊行を記念して―」講師（講演名：「三条西家本『無外題春除目』とその伝来―九条良経撰『春除目抄』との関係を中心に―」）
役割：講師
2020～24年度東京大学史料編纂所概算要求事項「天皇家・公家の「知」の体系としての文庫・宝蔵研究拠点創設」プロジェクト（担当：古代史料部3室）および2017～21年度科学研究費（基盤研究（S））「天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展 ―知の体系の構造伝来の解明」（研究代表者：田島公 東京大学史料編纂所教授、17H06117） 2021年11月
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令和3年度「金鵄会館（県立長野高等学校同窓会館）連続講座 三条西家本「除目書・同紙背文書」を読む―「明治大学図書館所蔵三条西家本除目書」影印本の刊行を記念して―」講師（講演名：「古代・中世の除目儀と除目書」）
役割：講師
2020～24年度東京大学史料編纂所概算要求事項「天皇家・公家の「知」の体系としての文庫・宝蔵研究拠点創設」プロジェクト（担当：古代史料部3室）および2017～21年度科学研究費（基盤研究（S））「天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展 ―知の体系の構造伝来の解明」（研究代表者：田島公 東京大学史料編纂所教授、17H06117） 2021年11月
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令和3年度教員免許更新講習（講座名：日本史の史料を読む―古代・中世の史料を授業に活かすために―）
役割：講師
文部科学省 2021年8月
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令和2年度中野市北部公民館・北部生きがい大学 講師（講演名：古代史の楽しみ方―日本古代の都を中心として―）
役割：講師
長野県中野市北部公民館 2020年12月